リリースを早めるためのグリップを考えてみた

こんばんは、@hrgr_Ktaです。
プライベートが相変わらず大忙しですが、そろそろダーツに集中できそうな感じです。

先週はなぜか週頭から首や背中を痛めてしまい、ダーツを投げるのが大変でした。
その中でもいろいろ考えて何とか上を目指そうとして、思いついたのがグリップです。

私のグリップは浅めで、比較的指先で投げる感じです。
小器用なのが災いして、指先を使って投げてしまうことが多々あります。
微調整を指で行うので、うまく行けば入りますし、ずれればそのまま失投します。

指を使うとそこにつながる伸筋を使うことになり、前腕の疲れを促進してしまいます。
指に力を入れてしまうと、最後まで力が入り続けてフォロースルーも硬くなります。
綺麗に指が伸びることがないので、すっと指が伸びる人が羨ましいと思っていました。

指を使わないためにどうすればいいのだろう、と考えていてふと思いました。

●深めのグリップにすれば、指を使いたくても使えないのではないだろうか

浅めのグリップにすることで、指を使うことができます。
しかしそれが仇となっているのが現実です。
となればもう逆転の発想で、指を使えない状況を作り出すしかありません。

グリップを深くしてしまえば、指先を使うことはもはや不可能です。
逆転の発想で、指を殺してしまうことを考えました。

しかしこのグリッピングは難があり、それはリリースがしにくいことです。
深く持てば手離れが悪くなり、ともすれば持ちすぎてターゲットより下に刺さります。
深いグリップはダメなのだろうか、もう少し考えてみました。

●そういえばリリースを早くしたいのではなかったのではないだろうか

リリースは体に近いほうがいいはずです。
収縮した筋肉は伸張する際にその力を発揮します。
体から離れれば離れるほど、筋肉は最収縮した状態からどんどん伸張していきます。
力を最大限効率よく伝えるためには、体から近い場所でリリースすべきです。

さて、深めのグリップは、手離れが悪いという難があります。
これをクリアするためにはどうすればよいか。
手離れが悪いのなら、手離れを良くすることだけを考えればいいのではないでしょうか。

となると、リリースをもはや早くするしかなくなります。
意識的に早いリリースを心がけることで、手離れの悪さは軽減します。
あとはトップが作れれば、力が伝わらないということもなくなります。

指を使わない、リリースを早くする、これらを満たしてくれるのが深めのグリップです。
実は理にかなってる方法論なのではないかと思い始めました。

●テイラーは浅めのグリップ、ガーウェンは深めのグリップ


ダーツバーの店長さんとこの話をしてみたところ、面白いことを言われました。
ソフトダーツにおいてはいいかもしれないが、ハードダーツにおいてはどうだろうと。
指先の力を使ってダーツを飛ばすということも、ハードダーツにおいては必要だろうと。

私はハードダーツの経験がほぼ皆無なので、これについてはよくわかりません。
ただ、例に出されたのがフィル・テイラーでした。
人類最強のダーツプレイヤー、フィル・テイラーは指先で投げるタイプの選手です。

では深めのグリップでは頂点に立てないのかといえば、そうでもないようです。
なぜならテイラーに迫る実力を持つマイケル・ヴァン・ガーウェンは深いのです。
浅めのグリップでなければダメだ、というわけでもなさそうな感じです。


ガーウェンはスローが早くてグリップがはっきり見えないですね…。

私のグリップは人差し指の第一関節から第二関節に移行しています。
これが奏功するか、今週から本格的に取り組んでみたいと思います。

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