2フィンガーで得られたことを再考する

こんばんは、@hrgr_Kta です。
あっさりと自己最高記録に到達しましたが、諸事情によりしばらく投げられません。

そんな感じでレーティングが戻った今、今年初めからの3ヶ月を振り返ることがあります。
2フィンガーにトライした3ヶ月は黒歴史だったのでしょうか。
寄り道しなければ、実はもっと上に行っていたのでしょうか。

私は今はそうは思いません。



親指と人差し指で投げる意識の習得

いかにこれまでの自分が中指やら薬指やらに頼っていたかがよくわかりました。
4フィンガーだから当たり前かといえば、そうではないのです。
4フィンガーにおいて中指と薬指は照準を合わせるための道具でしかありません。

解剖学的に考えれば、親指と人差し指だけで投げることは重要です。
屈曲と伸展をコントロールするには橈骨神経を最初から利かせてはいけないからです。
中指と薬指は添えるだけという感じになります。

2フィンガーの失敗は安定性の欠如です。
それでも、2本の指でいかに力を伝えるかということに腐心した3ヶ月。
その成果は今4フィンガーの状態で確実に実っています。

「中指が利いてしまう」ということの知覚

4フィンガーで投げていても腕橈骨筋が痛くなることがほぼなくなりました。
それでも油断すると前腕を使いすぎて、痛くなることはあります。
その際に気がつくのは、中指の状態が異常になっているということです。

まだうまく言葉にすることができないのですが、どうやら人差し指で力を加えるはずが、
隣の中指を使っていることがあるようです。
人差し指と中指が寄り添う状態だと、自然に中指が人差し指を押してしまうのでしょう。

そうなると、中指はうまく曲がったり伸びたりしてくれなくなります。
むしろ、手を全体で曲げたり伸ばしたりしているつもりが、中指優位の状態になります。
この辺りもうまくいえないですが、すべてが中指に引っ張られる感覚になります。

この状態から脱するためには、一度リセットをする必要があります。
いかに親指と人差し指で投げるかに集中すると、だんだん中指の主張はなくなります。
それでも完全に収まるわけではないので、しばらくは安静が必要になるかもしれません。

左右の力をバランスさせる意識の習得

親指と人差し指で投げるということは、この2本指の力のバランスが必要です。
2フィンガー時代ではひたすらこれをやっていたように思います。
そうでなければ、2本の指で真っ直ぐ投げることはなかなか難しいからです。

4フィンガーでも同じことをやることになります。
中指、薬指が関わってくると、つい右側の意識が強くなってしまいそうです。
それをいかに排除して、親指と人差し指でバランスさせるかが重要です。

今セットアップするとき、構えた前腕の左右の筋肉がバランスしているかを気にします。
筋肉のバランスという表現が正しいかはわかりませんが。
左右の力がバランスしていると、どうやらしっかりと2本指で投げられるようなのです。

時々2フィンガーで投げることの重要性

ここまで書いたことは、おそらく2フィンガーをやらなければ理解できなかったでしょう。
しかも1ヶ月程度では理解できなかったかもしれません。
私のようなセンスのない人間は、3ヶ月でようやく理解できたのかもしれません。

いずれにせよ、2フィンガーをやったことに意味はありました。
しかし4フィンガーの今、この2フィンガーで得たものを続けられるかはわかりません。
人間なんて喉元過ぎれば熱さを忘れるものです。

というわけで、時々2フィンガーで投げることも必要だと考えます。
入るか入らないかはともかくとして、2本だけでダーツに力を伝えることは重要です。
さらに、狙ったところに飛ばすためには親指と人差し指のバランスも必要です。

これらを忘れないように、何回かに1回、2フィンガーの時間を設けることにします。
おそらく継続して自分の力を発揮するためには必要な鍛錬なのだと思います。
いつかはこの鍛錬も不要になればいいのですが、それはまだまだ先の話ですね。


とりあえずまだまだ伸びしろはありそうなので、自分としては頑張っていきたいです。
2フィンガー、茨の道ですが、試す価値はありそうですよ。
ようやくトンネルを抜けた私からは以上です。

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