これぞ世界最高峰のダーツ - PDC World Darts Championship 2017 final -
こんばんは、@hrgr_Kta です。
めちゃくちゃ寒くて、まったくもって外に出る気になれません。
昨年末から今年の頭にかけて、PDCの最大級トーナメントが開催されていました。
William Hill World Darts Championship ですね。
毎年末はこれで盛り上がりたいと思っていますが、なかなか見れずに終わる年が続いておりまして、今年もほとんど見逃しております。
情報は少しずつ入手しており、決勝のカードが面白そうだったので決勝だけ見ました。
決勝の対戦カードは Michael van Gerwen 選手(Mike)と Gary Anderson 選手(Gary)の戦いです。
今年の Order of Merit をぶっちぎりの1位で進んでいる Mike と、Phil Taylor 選手以来の3連覇がかかる Gary の一騎打ちを見ない手はありません。
というわけで動画はこちら。
結果は、Gary の3連覇を阻止して Mike が優勝しました。
スタッツは以下のとおりです。
(これまで PDC.tv に載っていたスタッツ表が別サイトに飛ばされるようになったのですが、さっぱり見方がわからないので誰か教えてください…)
その他のスタッツはこちらに記載がありましたので、かぶりますが抜き出してみます。
さらに言えば Checkout 率が Gary の分が悪く、Mikeの方がよく決めていました。
サマリー
とにかく2人とも投げるテンポが速い。
そのテンポの速さに息をつく暇もありません。
セットカウントは7-3ですが、その内訳は、
3-2、2-3、2-3(B)、3-2(B)、3-0、3-1(B)、3-0、3-1(B)、2-3(B)、3-2(B)
となっています。
第3セットまで Gary が優位だったはずなのに、気がつけば5セット練習で一気に Mike に流れが行ってしまいました。
度々笑顔がこぼれていた Gary も、中盤からは全く笑わなくなってしまいました。
Gary も第9セットを何とかブレイクし返し笑顔が戻ったものの、最後は Mike の Bull's eye フィニッシュに沈みました。
2人が放つダーツの圧倒的精度
見終わった印章として強く残ったのは、とにかく外さない、ということです。
終盤、Mike の精度が下がったというのはありますが、2人ともほぼ1や5に外しません。
20Tがダメなら19T、さらに18Tや17Tでも削りにいきますが、ほとんど隣のナンバーに外すことがありませんでした。
テンポもさることながら、やはり削りがよかったです。
ほぼほぼ20から17のいずれかのトリプル2つを射抜いていました。
Gary が中盤で中だるみをする一方、Mike の削りはますます勢いを増し、途中のセットでは Average が110を超えたものもありました。
とはいえ Gary も常に 100 以上をキープしており、決して悪かったわけではありません。
日本人選手が80から90の Average で健闘したと言われる中、世界の最高峰では100以上など当たり前なんですね。
奥の Gary と手前の Mike
リリースの位置、トップの位置がこの2人は対照的でした。
Gary は体から離れた位置でリリースしようとする傾向があり、結果としてターゲットの下に刺さることが多いように思いました。
もちろん持ち前の柔らかさでカバーして180を量産してはいたのですが、Checkout の精度が下がっているのはそのせいでもあるように思います。
一方で Mike はリリースが速いように思います。
投げたあとの指先がぶるんぶるんしていても、きっちりターゲットに入れられます。
それはトップからリリースまでに余裕があるからなのかと。
合わせ方が Gary とは本当に違うんだなと思いました。
小手先ではなく体幹で投げているのだろうと勝手に感じています。
とにかくこの決勝は見て損はありません。本当におもしろかったです。
Mike の勝利が決した後、思わず涙してしまうくらい感動しました。
あまりにもすごい試合を見てしまった、という感情からでしょうか。
決勝以外の試合もなるべく見れればと思っております。
Mike が Average の新記録を出した試合があるので、それを見てみたいですね。
めちゃくちゃ寒くて、まったくもって外に出る気になれません。
昨年末から今年の頭にかけて、PDCの最大級トーナメントが開催されていました。
William Hill World Darts Championship ですね。
毎年末はこれで盛り上がりたいと思っていますが、なかなか見れずに終わる年が続いておりまして、今年もほとんど見逃しております。
情報は少しずつ入手しており、決勝のカードが面白そうだったので決勝だけ見ました。
決勝の対戦カードは Michael van Gerwen 選手(Mike)と Gary Anderson 選手(Gary)の戦いです。
今年の Order of Merit をぶっちぎりの1位で進んでいる Mike と、Phil Taylor 選手以来の3連覇がかかる Gary の一騎打ちを見ない手はありません。
というわけで動画はこちら。
結果は、Gary の3連覇を阻止して Mike が優勝しました。
スタッツは以下のとおりです。
(これまで PDC.tv に載っていたスタッツ表が別サイトに飛ばされるようになったのですが、さっぱり見方がわからないので誰か教えてください…)
Michael van Gerwen | V | Gary Anderson |
7 | Score | 3 |
107.79 | Average | 104.93 |
20 | 180s | 22 |
125 | High Checkout | 81 |
(27/61) 44.26% | Checkout % | (17/45) 37.78% |
その他のスタッツはこちらに記載がありましたので、かぶりますが抜き出してみます。
Three-dart averages
Van Gerwen: 107.79
Anderson: 104.93
Van Gerwen: 107.79
Anderson: 104.93
100+ thrown
Van Gerwen: 57
Anderson: 47
140+ thrown
Van Gerwen: 30
Anderson: 32
180+ thrown
Van Gerwen: 20
Anderson: 22
Van Gerwen: 57
Anderson: 47
140+ thrown
Van Gerwen: 30
Anderson: 32
180+ thrown
Van Gerwen: 20
Anderson: 22
Highest checkout
Van Gerwen: 125
Anderson: 81
Van Gerwen: 125
Anderson: 81
100+ checkouts
Van Gerwen: 5
Anderson: 0
Van Gerwen: 5
Anderson: 0
Checkout percentage
Van Gerwen: 44.36%
Anderson: 37.78%
100+は圧倒的に Mike、140+と180+の数は Gary が僅かに上回りました。Van Gerwen: 44.36%
Anderson: 37.78%
さらに言えば Checkout 率が Gary の分が悪く、Mikeの方がよく決めていました。
サマリー
とにかく2人とも投げるテンポが速い。
そのテンポの速さに息をつく暇もありません。
セットカウントは7-3ですが、その内訳は、
3-2、2-3、2-3(B)、3-2(B)、3-0、3-1(B)、3-0、3-1(B)、2-3(B)、3-2(B)
となっています。
第3セットまで Gary が優位だったはずなのに、気がつけば5セット練習で一気に Mike に流れが行ってしまいました。
度々笑顔がこぼれていた Gary も、中盤からは全く笑わなくなってしまいました。
Gary も第9セットを何とかブレイクし返し笑顔が戻ったものの、最後は Mike の Bull's eye フィニッシュに沈みました。
2人が放つダーツの圧倒的精度
見終わった印章として強く残ったのは、とにかく外さない、ということです。
終盤、Mike の精度が下がったというのはありますが、2人ともほぼ1や5に外しません。
20Tがダメなら19T、さらに18Tや17Tでも削りにいきますが、ほとんど隣のナンバーに外すことがありませんでした。
テンポもさることながら、やはり削りがよかったです。
ほぼほぼ20から17のいずれかのトリプル2つを射抜いていました。
Gary が中盤で中だるみをする一方、Mike の削りはますます勢いを増し、途中のセットでは Average が110を超えたものもありました。
とはいえ Gary も常に 100 以上をキープしており、決して悪かったわけではありません。
日本人選手が80から90の Average で健闘したと言われる中、世界の最高峰では100以上など当たり前なんですね。
奥の Gary と手前の Mike
リリースの位置、トップの位置がこの2人は対照的でした。
Gary は体から離れた位置でリリースしようとする傾向があり、結果としてターゲットの下に刺さることが多いように思いました。
もちろん持ち前の柔らかさでカバーして180を量産してはいたのですが、Checkout の精度が下がっているのはそのせいでもあるように思います。
一方で Mike はリリースが速いように思います。
投げたあとの指先がぶるんぶるんしていても、きっちりターゲットに入れられます。
それはトップからリリースまでに余裕があるからなのかと。
合わせ方が Gary とは本当に違うんだなと思いました。
小手先ではなく体幹で投げているのだろうと勝手に感じています。
とにかくこの決勝は見て損はありません。本当におもしろかったです。
Mike の勝利が決した後、思わず涙してしまうくらい感動しました。
あまりにもすごい試合を見てしまった、という感情からでしょうか。
決勝以外の試合もなるべく見れればと思っております。
Mike が Average の新記録を出した試合があるので、それを見てみたいですね。