一周回って投げ込むのが大事だと思ってます
こんばんは、@hrgr_Kta です。
気がつけばコロナ禍も収束に向かっているように見えます。どうでしょう。
練習というのは闇雲にすればいいものではない、練習は簡単に裏切る、という言説が一般的ではありますが、どういう練習が一番良いのかは案外みんな考えてることがバラバラだと思います。それぞれのスポーツにおいても様々な理論を持っている人がいますので、一概にこうだというのはなかなか言えません。
ダーツに関して言うと、ただただ盤面に向かって投げても意味がない、ということは多くの人が言っているように思えます。それはそうなんですが、私はあえて「投げ込んでもいいんじゃないの?」を推してみようかと思いました。
上達する練習とは
ダーツにおける練習は、実際に投げることを試みたりやイメージトレーニングなど一般的なスポーツと同じようなものがある一方で、筋トレや走り込みと言ったようなトレーニングとは縁遠かったりします。筋トレも走り込みも一定の効果はありますが、直接的な上達にはつながりません。実際に投げるものの中でもブルを投げたり特定のナンバーを投げたりと様々な工夫をすることがあります。
ただ結局ダーツは何がしたいかと言うと、狙ったところに投げたい、ただそれだけです。そこにいかに最短距離で到達できるかを、みんな四苦八苦しながら考えているわけです。練習法はそのための工夫でしかありません。様々な練習法も結局狙ったところに投げられるようになるために組まれたものであるかどうかを確認してみないとわかったものじゃありません。
狙ったところに投げたいって何だろうね、と言ってもみなさんそれが最終目標だったりするわけで、それが知れるなら苦労はしないわけですよね。そもそも体のあり方や体の動かし方、物理法則、グリップ・スタンス・スローイングと様々な要素があるわけで、そこに人それぞれの体の特性が加わり、その人のいいところがどこなのかを探していかないといけません。
なんで投げ込み?
なんか投げ込みって悪だみたいなこと言われるじゃないですか。
でもバッターボックスに立たないと成功しないわけです。投げないと気づかないわけです。投げる回数増やさないと、気づく確率は低いままなんです。早く上達したいなら、自分のいいところを探し当てる頻度を高くするしか方法はないと思います。
そりゃあ一瞬で気づくような人もいるわけで、そういうセンスのある人の話をしていてもしかたがないわけです。センスがないからたくさん投げないと気づくチャンスは訪れません。早く気づくために投げ込もう。私は最近そう思っています。
何でこんなことを思うようになったかと言うと、最初はやはり投げ込みなんて悪だと思ったりして投げる機会を減らしがちだったんです。でも結局投げる回数が減れば気づく機会はなかなか訪れないので、そうそう「あ、これだ!」みたいなのは増えません。結果的にいまいち上達しないままになってしまって、これは違うそうじゃないというところに至りました。
考えない投げ込みもあり
練習してると煮詰まるじゃないですか。
でもそこでやめちゃいけないんです。一から構築し直す、これまでやってたことを洗い出す、やってなかったことをやってみる、やってしまったことを差っ引いてみる、いろいろと方法があります。そういう考え続ける投げ込み、大事です。
じゃあ考えるのもしんどくなったらどうするか、考えないで淡々と投げましょう。
いやいやそれってダメな練習の典型じゃないか、と思われるかもしれませんが、いったん頭を空っぽにするのもありだと思うんです。気持ちも考えもリセットするためにただ投げるっていう時間を否定する必要はないと思います。その過程で、ふとまた自分の特徴に気づいたりするわけです。そういうのも大事な気づきですし、結局はいい練習につながります。
目的のない投げ込みはたぶん無駄
インターネットカフェの投げ放題とか行くと、黙々と投げてる人がいるじゃないですか。でもただただいい点数出そうとするために途中まで投げていたカウントアップをやめちゃう人とか多いわけですよ。あれ何のためにやってるんですかね。1000点出したいのはわかるんですが、そこに至るための練習じゃないんですかね。
1000点を早く出したいから時間が惜しい、とかならわかるんですが、そこまで考えてますか。目的意識を持って投げているならいいと思います。目的意識がなくて気分で投げてたりするなら、少し自分のやり方を見つめ直してもいいと思います。
人それぞれだけど
いずれにせよその人にあった練習をして、時間を大切にしていきましょうね、というお話です。気づくチャンスはきっと訪れるはずなので、希望を失わずに投げるということも大事にしてください。ダーツは楽しいけど、どのように楽しいかは人それぞれで、エンジョイダーツは違うんだよっていう人もいるはずです。っていうか私もそうです。とにかくうまくなりたいんだよ、でも下手くそなんだよ、という私みたいな人はたくさんいるはずで、そういう人たちのいろんな練習を肯定していきたいなと思う次第です。投げ込み上等、スローラインに立ちまくって可能な限り多く気づいてやりましょうよ。