野毛選手の安定感が光る - JAPAN 2014 第5戦 広島 -

こんばんは、@hrgr_Ktaです。
先週は子供たちが次々と体調を崩して嫁さんまで移り、残る私は戦々恐々でした。

6月8日に広島でJAPANが開催されました。
今回のフォーマットは01がファットブルです。
やはりファットブルの方がソフトダーツという感じがしますね。

今回の入替戦は16人中7人が上がってくるという結果になりました。
半数近くが入れ替わるのは比較的珍しいのではないかと思ったりします。
きちんと統計を取れというお叱りは甘んじてお受けします。

さて、入替戦は大崎選手と星野選手の一戦を見ました。
星野選手のフォームを見ましたが、もはやかつてのテンポのよさは見る影もありません。
ただ、前とは違うリズムで投げており、一頃に比べて良いのではないかとも思います。

それでも力を伝えきれずに下に落ちるダーツが何本もありました。
苦しい道の半ばなのだなと思います。本当に頑張って欲しいです。

ベスト16の試合では勝見選手とパク選手の試合が面白かったです。
パク選手は決して不調ではなかったと思います。
なのにストレート負けという結果は、勝見選手がいかに充実していたかを語っています。

この試合の勝見選手はトップの作り方が完璧でした。
テイクバックがまっすぐ引くものでなくても、きちんと入るのだという証左ですね。
連続ナインマークはやはり痺れます。

なぜこのままの勢いで上ってこれなかったというと、藤井選手が強かったからでしょう。
ベスト8で藤井選手は勝見選手を下し、ベスト4に入りました。
その藤井選手と当たったのが野毛選手です。

野毛選手は大崎選手を手堅いダーツで抑えて勝ち上がっていました。
この二人の試合はこの日のベストバウトの一つかもしれません。
藤井選手は私がフォーム構築に非常に参考とさせてもらった選手です。
個人的にちょっとファンなので応援していました。

しかし野毛選手は強い。本当に強い。
何が強いといえば動じないところでしょうか、入れられても入らなくても動じない。
本当に安定してダーツをターゲットに放り込んできます。
リリースもブレず、無理なくダーツに力を伝えていてほれぼれします。

フルレグの末コークを取った野毛選手は勢いを落とすことなく試合を制してます。
少し攻め方に違和感はあるものの、勢いを優先したと思えば良いのかなと思います。
本当はリズムを崩すことなく冷静に戦況を見極められる方が強いのですが。

決勝はあっという間に終わってしまったので特に書くこともないです。
ストレート勝ちで優勝するほど、野毛選手の安定感と強さは際立っていました。
中継されてないですが、あの鈴木選手を3タテにしてるんですね。

野毛選手のフォームは参考にされるべき綺麗なフォームだと思います。
力の伝え方がとてもうまいと改めて感じます。
これからも注目していきたいです。

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