ダーツの向きが上過ぎやしませんか?
こんばんは、 @hrgr_Kta です。
Bloggerのエディター画面が更にグレードアップしてて、なんかもうBloggerじゃないみたいです。
いろんな人のセットアップ時やテイクバック時のダーツの向きを見ていて、ある時ふと気づいたんですよ。
なんで自分のダーツはテイクバックのときに真上を向いているんだろう、と。
うまい人は大体ダーツが寝ている気がするんだけど、実はこれ、結構重要なんじゃない、と。
ダーツの向きとリリースポイント
私のダーツのリリースポイントは、自分の体より少し遠いです。ボードに近いというのがわかりやすいかと思います。一般的にはあんまり良くないやつです。上手な人はリリースポイントがより手前であり、これは筋肉や神経の働きから見ても理にかなっているものです。
ただ、私も別に好きで遠いわけでもなく、むしろ近くしたくてあれこれ試行錯誤していたくらいです。しかしそれでもうまく行かない。なぜだ。
で、気づいたのがダーツの向きだったんですね。私のダーツの向き、本当に真上だったんですよ。特に最初の頃は真上。でも段々とそれっぽい感じでダーツがちょっと前を向いてきた、とはいえやっぱり上向きだったんですよ。で、この上向きって絶対間違っていて、なんでかというと早くリリースすると真上に飛んでってしまうわけです。そりゃリリース早められるわけがない。
真上に飛ぶというのはちょっと語弊があって、ただリリースポイントを手前にする、つまりリリースを早めるとどうなるかと言えば、思ってたところよりも上に刺さっちゃうはずなんです。うまく握り込みができる人はいいと思うんですが、これができないとなるともうリリースポイントを遠くにするしか、ダーツをターゲットに飛ばす方法はありません。
子どもたちで検証してみる
これ、初心者の人には顕著に出ると思うんですよね。大体みなさんここで少し苦労してるような気がします。大体ダーツが上を向いていて、体から離れたところで投げていて、伸筋促進気味になってる。体の特性をうまく活かして投げている人は上手な人ですが、多くはそうでない気がします。
さて、我が家には子供が二人いますが、上の子は2歳くらいからマグネットダーツを投げさせるなどして英才教育をしていました。なので今でも結構うまい方です。しかし下の子はそこまでダーツを刷り込まなかったので、上の子に比べると上達が遅いというか、まだまだこれからかなという感じです。
その下の子、テイクバック時のダーツが結構上を向いていたので、どうしてもターゲットの上の方に飛んでいったりアウトボードしてしまったり、上に飛ばないようにしようとするとリリースが遅れて逆に手首が利かなくなったりするのでダーツが失速して今度は下の方にアウトボードしてしまったり。とにかく安定しなかったので、テイクバック時のダーツがなるべく前を向くように少し修正をしてもらったんです。
そうしたら、おもしろいようにアウトボードしなくなりました。まだ全然しっちゃかめっちゃかではありますが、それでもほぼボードに刺さっています。少なくとも極端に上にアウトボードすることはなくなりましたし、比較的狙ったところに刺している感じがします。悪くない。
PDCのプレイヤーも大体前か斜め下
こんなことに気づくのに10年もかかってしまったのもどうかと思うんですが、これに気づいてからセットアップやテイクバック時のダーツの向きをまっすぐターゲットに向けてしまうことにしました。気分はPERFECTのロゴです。でも冷静に見てみると、PDCのプレイヤーのほとんどはダーツの向きが前だったりちょっと斜め下を向いていたりします。
ダリル・ガーニー選手なんか前よりはちょっと下向いてますよね。でもこのほうがリリースは早められます。少なくとも上に飛んでいくことはない。
ガーウェン選手も結構前というより斜め下向きがちですよね。これは目指さない手はないと思います。
早めに直したほうが吉
じゃあ自分はどうなの、ということですが、今の所ダーツは上を向いておらず、グリップやフォーム、力の入れ方やリリースポイントを変えながらアジャストしていこうとしています。ただ、なにせ10年間も間違った形を作って投げていたので、なかなか直らないわけです。たまに上向くので困ります。長年の癖は本当に直らないわけです。ポール・リム的に言えばマッスルメモリーに刻まれちゃってるんですよね。困ります。
なので、初心者の方は特に早めにこれに気づいてほしいなと思うわけです。近くにダーツが上向いちゃってる人がいたら、もうちょっと寝かしてみるといいかもしれないよ、とか教えてあげるといいかもしれません。余計なお世話なのかもしれませんが。
とりあえずずっと自分で考えて、あらこれ間違ってるかもしれない、と思って師匠にも聞いて、やっぱり間違ってそうというのがわかったというのが、自分の中で結構大きかったのもあります。自分で自分の間違いに気づけたというのがちょっとうれしかったです。遅すぎですけどね。みなさんはどうでしょう。