イメージの再現

こんばんは、@hrgr_Ktaです。
ちらほらと桜が見られるようになりました、もう春ですね。

前回のエントリの続きです。
力のベクトルを意識した時、それをどのように再現するか、が次の課題です。

イメージと実体を合わせることが上達につながるという話を書いたことがあります。
今回の話は、武井壮がイメージ通りに体を動かす話とも連動しています。
意識と無意識の関係みたいなところも、以前書いたことがあります。

■内村航平選手の頭の中

内村航平選手、言わずと知れた体操のスペシャリストです。
普段、内村選手はどのような練習をしているのかについての取材がなされました。
それはテレビ番組になっていたようで、内容はこちらにまとめられてます。
(著作権的に微妙…)

何らかの体操に関する動画を見る際、一般人が「第三者の演技として見る」のと異なり、
内村選手は「自らの演技として見る」のだそうです。
内村選手の脳の活動を観察していると、高次運動野が活発に動いていたそうです。
通常は運動する際に働く部分が、動画を見ているだけで働くという驚きの結果です。

動画を見ている内村選手は、自らが鉄棒を回っているイメージを描き、
おそらくその目には鉄棒だったり床や天井だったりが映っているのでしょう。
一人称イメージが強く刻み込まれた内村選手は、そのイメージを再現できます。

いつも実演に入る前は片手を使ってどのように演技するのかイメージを膨らませるとか。
必ずイメージを強く持って、それを再現しているんですね。
さて、ここから、ダーツをする私たちに何が得られるのでしょうか。

■正しいイメージを持つ

何をするにしても、最初に自分が動くためのイメージを持たなければなりません。
ダーツの動画を見ている時、自分が投げているように意識することも考えられます。
しかも自分が投げている感覚は狙い方だけでなく体の使い方もです。

ダーツが上手く強い人が、そのまま買ってしまった時の動画などいいかもしれません。
高次運動野を働かせる意識を無理にしなくても体に刻みこまれるのかと思います。
下手な人のダーツを見た後で自分も引きずられるという話はこれなのかもしれません。

■体を自在に動かせるようにする

そしてイメージを再現するために体を自在に動かせるようにすること。
武井壮が言っていた話がそのまま使えると思います。
いくらイメージしていても、自分の体に当てはまってなければ意味がありません。

イメージを実践していく中で徐々に体が動いてくれることもあるでしょう。
そういう意味で、ウォーミングアップが大事だということも言えるかもしれません。
差分を埋めるために、ダーツ以外で体が意図した動きをするか確認する必要もあります。

■意識的に動かしていたものを無意識下で行う

あとは無意識でもできるようになってしまえばこちらのものです。
無意識の運動ほど、疲れないものはないと思います。
とはいえやり過ぎはさすがに疲れるとは思いますけどね。

■ベクトルのイメージ

単にベクトルの矢印だけを形でイメージするのでは、実現までの道のりは遠そうです。

ダーツの動画を見ている時にも常に自分が投げているようなイメージを養えるかどうか。
どれくらいの力をどの方向に出せばターゲットに刺さるか。
その際に体を、力加減なども含めてどう動かすか。

客観的に自分のダーツを見られれば、一人称イメージはつきやすいかもしれません。
指摘される、自分で動画をとってみる、自分の力の入れ方と外形を合わせる。
差分をうまく取る作業が必要なのかもしれませんね。

ちょっとまとまりに欠けますが、とりあえず時間が来たのでこの辺で。
練習については、いろいろ思うところがあり、また後日のエントリにでも書きます。

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