上達する練習方法を考える

こんばんは、@hrgr_Ktaです。
期末です、忙しくてあんまりダーツを投げられてません。

巷ではSUPER DARTSなんかで盛り上がったりしてますでしょうか。
今日がいよいよ本番ですね。
あれ、もう終わってますかね…。

とりあえず気を取り直して、身になる練習とは何ぞやという話を。

ある日、こんな感じのエントリーがとあるSNSにて流れてきました。
「ダーツはどうしたら上手くなれますか?
何を考えてるか、またどんな練習方法がありますか?」

素人さんではなく、普通にプロプレイヤーの書いたものです。
そんなエントリーに対するコメントはいろいろな内容のものがありました。
気合い、努力、思い込み、ひたすら練習…。

その後また本人からこんな感じのコメントがありました。
「本気でフィル・テイラーに勝つにはひたすら投げるだけでは限界があると思います。
練習が必要なのは置いといて、何を考えて投げますか?」

このコメントを読んで、ああこの人は本気なんだなと思いました。
それが少し嬉しくもありました。
精神論ではなく技術論で、高みを目指すにはどうしたらいいのか悩み抜いてるからです。

傍から見ている私もこの質問にどう答えるか結構考えさせられました。
そもそも自分上手くないでしょ?というのは置いといて。
そして大体の結論が出たので書いてみたいと思います。

■世界ランキング4位まで登りつめた錦織圭

日本人のダーツのレベルが上がったと言っても、世界で見れば大したことはありません。
同じように他のスポーツでも、世界から見ればまだまだというものはたくさんあります。
そのようなスポーツの一つに、テニスがあります。

しかしこのテニス、特に男子テニスにおいて頭角を表したのが錦織圭選手です。
錦織選手は幼少期に松岡修造氏の強化合宿を通じて国内で評価されました。
それだけでなく、奨学金制度を利用してアメリカのテニスアカデミーに留学しました。

その後の錦織選手の活躍はここに書くまでもありません。
今ではグランドスラムのファイナリストになるほどのトッププレイヤーです。
これは日本どころかアジア人初の快挙だそうです。

そんな錦織選手は、なぜ日本ではなくアメリカで花開いたのでしょうか。
元々才能があったから、日本にいても今の偉業を成し遂げることはできたのでしょうか。
私は難しかったのではないかと考えています。

■テニスアカデミーに見る環境の重要性

IMGニック・ボロテリー・テニスアカデミーは多くのトップ選手を生み出しました。
そんなテニスアカデミーは栄養面、体力面、技術面、精神面でサポートをしています。
そのサポートは通常のテニススクールの比ではありません。

毎日のように食事が管理され、体調は徹底的に管理されるそうです。
筋力トレーニングにも当然コーチがついた上で適切に行います。
メンタルコントロールについてもコーチングされ、技術面はビデオをよく使うそうです。

この内容だと日本でもできそうですが、その規模が違うと思います。
特に技術面でのビデオ解析はかなり徹底されているそうです。
日本でここまでの投資がなされるか、大変疑問です。

■上達するために必要なたった一つのこと

ただ一人で練習していてもダメだと思います。
どれだけたくさんの時間を積み重ねても、その質が悪ければ意味がありません。
当然ですが、精神面だけ鍛錬しても技術が上がるわけではありません。

練習する上で必要なのは「客観視すること」です。
いかに自分を客観的に見れるか、です。
そしてそのために、どれだけの環境を用意できるかもポイントになってきます。

体力面で、体のケアをしてくれる人はいますか?
精神面で、常に自らの状態を気にしてメンタル的な指導をしてくれる人はいますか?
技術面で、さまざまな知恵や技術を授けてくれるコーチのような人はいますか?

さらに、技術面で、自らも自らを客観視していますか?
すなわち、常に自分の投げている姿を動画にして記録していますか?
それを見ながら、自分のイメージと実体が合っているかを確認していますか?

客観視することは、人に頼ることでもあります。
自分ですべての環境を整えるのは無理です。
本当に世界の頂点に立ちたいのなら、そのような環境を整える力が必要です。

■様々なことに感謝する

スポーツにおいても芸術においても、仕事だってそうかもしれません。
何かで表彰される人は、たいてい感謝の言葉を口にします。
それは、自分を支えてくれる環境があってここにいる、と思っているからです。

本当に独力で頂点に立てる人はそうはいないと思います。
いろいろな人に支えられてこそ、登って行くことができるのではないでしょうか。

ダーツが上達するためには、とにかく自分を強くしてくれる環境を整えることです。
その目的はあくまで「客観視」です。
気合や根性を合言葉にするような人たちではないと思います。

自分は今ひとつ客観視しきれてない面があるので、いろいろ試行錯誤中です。
特に最近動画をよく撮るようになりました。
これでまた一つ何かが変わればいいのですが。

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