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アレンジとシュート力(りょく)

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こんばんは、 @hrgr_Kta  です。 なんだか時間の使い方が下手になった今日このごろです。 先日、PDCのWorld Darts Championshipで日本の浅田斉吾選手が出場していました。 予選突破したものの、惜しくも1回戦でRob Cross選手に破れています。 これについては別途記事を書くとして。 この時、私は、300点台のアレンジって大事、というツイートをしました。 するとこのツイートに関連して、アレンジよりもシュート力だ、というツイートをもらいました。 ●そもそもなんで300点台のアレンジの話を出したのか 浅田選手とCross選手の試合の最終レグ、中盤で浅田選手が343を残しました。 これを見て、私は単に、上がるのに少なくとも3ラウンドかかると思ったのです。 アレンジできる数字だったのにアレンジしなかったのは何でだろう、と思いながらツイートしていました。 3ラウンドより2ラウンドで上がれるほうがチャンスは増えるはず、と思ったからです。 特にこの最終レグでCross選手はD8に入れるところをD11にミスしています。 何が起こるかわからない以上、チャンスは多く手に入れておいたほうがいいと思ったのです。 ●アレンジよりシュート力は本当か アレンジよりシュート力、という話に最初は懐疑的でした。 なので、実際はどうなのだろうと思いながら、浅田選手の試合を始め他の選手の試合もいくつか見てみました。 結論から言えば、300台でアレンジをしている人はあまりいないというものです。 サンプル数は足りないと思いますが、トップランカーの選手はテンパイのタイミング以外にさほどアレンジを気にしていないように見えました。 浅田選手と同じように300台のアレンジをしない選手もいたと記憶しています。 削りに行く、そのためにT20やT19へ集中している、と見えました。 ファットブルのゲームでブルを狙っている人が、189で1本残しの時に19を狙うかというと、人それぞれだとは思いますが、19ではなくブルに行くのではないかと思います。 もちろんテンパイが大事だから19を確実に、というのもあるかもしれませんが、ブルで削ってより上がりやすい139を目指すのが普通なのかなと。 その際に求められるのはシュー...

クリケットより01が調子がいい時の方が嬉しい

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こんばんは、@hrgr_Kta です。 ダーツライブ3の発表があったりしましたが、今日は別の話にしておきます。 さすがにちょっと間が空きすぎてしまいました。 ここ最近の調子の話などしながらお茶を濁してみようかと思います。 最近の自分を振り返って 比較的調子を一定程度保ち続けています。 レーティングも11の前後をうろうろとさまよっています。 でも、悪いことではないと自分では思っているのです。 というのも、自分の傾向として3ヶ月おきくらいに調子を落とすことが多いからです。 6ヶ月調子を崩さずに保てているということはとてもいいことだと考えています。 そうは言っても、何も変えてこなかったわけではありません。 上に行くために試行錯誤は今でもしていますし、変えたこともあります。 何を変えたかについては、またおいおい。 レーティングは、01とクリケットそれぞれの対戦時の平均スタッツで計算されます。 01もクリケットもいい時、01だけがいい時、クリケットだけがいい時。 いろいろなパターンがあるというのをみなさん経験したことがあると思います。 01の調子がいいと先が明るい 基本的に01は実力を表し、クリケットは水物だと思っています。 上下左右に打つクリケットは、調子の良し悪しに関係なく数字が上下します。 というより、調子がさほど良くない時でも、高い数字を打ってしまうことがあります。 その数字が貯金になって、悪い数字を打ち消したり、あまつさえスタッツを上昇させてしまうこともあります。 上下左右に体の向きを変えるクリケットに比べて、01は基本的に同じ所を狙い続けます。 調子によって違う数字で削ることを狙うこともありますが、一般的にはあまりしません。 ブルが入らないからとT20を狙っても、ターゲットの広さを考えると入りにくいです。 調子が悪ければとことん入らないのでスタッツはあからさまに落ちます。 クリケットは数字を戻すのは簡単だけど、01はそう簡単にはいかない。 そういう意味で、クリケットは水物、01が実力を表しているのではないかと思います。 集中力を保てているか以上に、フォームが適切であるかの指標になる。 それが01ではないでしょうか。 最近の私は、ようやく...

とりあえず体重移動でしのいでます

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こんばんは、 @hrgr_Kta です。 ほぼ毎日快晴なのにせっかくの日がなぜ雨なのだ、と怒ってる雨男です。 ここ最近調子がよくもなく悪くもなくといったところです。 体調もですが、あくまでダーツの調子です。 どちらかというとよい方ですが、突き抜けるほどよいわけでもなさそうです。 やっぱりどうしても時々イップスっぽい症状が出てくるからでしょうか。 私の場合はグリップイップスなので、どうしても握れなくなるという感じです。 それならばと、ある時に全部体重移動で投げてみたらどうだろう、と考えました。 馬鹿にできない体重移動の威力 握れないのも、腕で振ってしまうのも、その結果前腕が痛くなるのも、 全部きちんと力を伝えられない何かしらの悪さがあるのだろうと思ったのです。 それならばいっそのこと体重移動で全部投げてしまえ、なんて。 するとどうでしょう、ダーツがしっかり飛んでいくではありませんか。 しかも前腕ほとんど使わないので痛くなることもありません。 正直前回書いたスイングスピードも大して意識してないのですが、問題なく刺さります。 手の振りが変な感じになっても、なんとか飛んできちんと刺さってくれます。 腕だったり指だったりの要素をある程度帳消しにしてくれるのです、素晴らしい。 気をつけることその1:体重移動の方向 左右はもちろん上下においても体重移動をするよう心がけています。 上下において体重移動の方向を制御するのは上半身の傾きかと考えています。 下半身は前後にしかせいぜい動かさないので、上半身との組み合わせです。 これでベクトルをコントロールし、20も19も打ち分けられるようにしています。 気をつけることその2:体重移動のタイミング 体重移動のエネルギーをそのままダーツに乗せるためにはタイミングが重要です。 結局トップを逃してしまえばダーツはへなちょこに飛んでいきます。 すっと動くタイミング、力が溜まるタイミング、飛ばすタイミング。 いろいろとありますが、その端緒となる体重移動のタイミングを今は重要視してます。 今さら感じる体重移動の重要性 前々から体重移動がダーツを楽に飛ばすポイントになるというのは聞いていました。 聞いていたのに理解してなかった、というのが今回ようやくわかった感じ...

スイングスピード

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こんばんは、 @hrgr_Kta です。 新年度が始まりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 なかなかダーツに専念できない中、様々な人に後ろから追い抜かされている気がします。 みんなどんどん上手くなっていく中、自分はずっと置いてけぼり。 手を抜いていないわけはないんですが、なかなか思うようにうまくは行かないものです。 だからといってやめる気もまったくないのが不思議なもの。 とことん極めてやりたいという思いでいっぱいでございます。 最近技術的な部分はあまり書いてきませんでした。 どうしても焼き直しになってしまうかなと思ったからです。 ただ最近は、咀嚼して腹落ちできるようになったものもある気がします。 投げていると私は前腕がよく痛くなりました。 何で痛くなるか、というより、どこが痛くなるのか、に着目してみました。 私が痛くなる筋肉は以下のとおりです。 浅指屈筋 - 握る行為を過度に行ってしまうために起始部分が痛む 腕撓骨筋 - スイングが強すぎる結果戻そうとしてしまうために起始部分が主に痛む 総指伸筋 - 中指を過度に使ってしまうために起始部分が痛む 円回内筋 円回内筋はまだわからないのですが、それ以外の筋肉はこんな原因で痛くなります。 じゃあこの筋肉たちを傷めないようにするにはどうすればいいか。 これらの筋肉が無事なら、その投げ方は案外間違っていないかもしれません。 また、筋肉が無事な分長時間投げられるはずです。 という観点から考えてみると、一つの結論にたどり着きます。 スイングスピードを速くしない 力でぐいっと振った結果、これらの筋肉が痛くなるのではないかと思いました。 それなりの因果関係があるのであれば、スイングを調整する必要があります。 スイングスピードの高速化は誤作動を生む要因にもなります。 誤作動を抑え、テイクバックを意識し、トップを作り、リリースはゆったり。 スイングスピードを速くしない、と言ってもいろんな要素があります。 ただ、まずはこのスイングスピードを速くしないということから始めてもいいのかも。 そういう考えに至りました。 スイングスピードが遅い≠力が乗らない スイングスピードが遅いからダーツが飛びづらい、と思ってる人は多そうです。 周囲...

アニー

こんばんは、 @hrgr_Kta です。 橋本守容選手が13日に、40歳の若さで亡くなられました。 Morihiro Hashimoto Passes Away - PDC 日本のウェブサイトでまともに追悼記事を書いているものが見当たりませんでした。 いずれにせよ、あのPDCで訃報が流れるくらいの衝撃がダーツ業界を走りました。 橋本選手、「アニー」のニックネームで親しまれた選手。 2012年くらいまでは、間違いなく日本最強のダーツプレイヤー。 様々なパーフェクトゲームが生まれる正確無比なダーツ。 私は残念ながら橋本選手にお会いしたことがありません。 JAPANで遠くから見たことはありますが、近くに寄ったことすらありません なのに何でこんな勝手に親近感が湧いてるのか。 これまで見たダーツの動画で、一番多かったのがこの人なのかもしれません。 ベストバウトがどれか、パッと出てきません。 ただ印象に残っているのは、burn. 2008 の準決勝。 江口祐司選手との5レグ目のクリケで、ブルまで追い詰められた橋本選手。 それでも驚異的な追い上げを見せて、ついに江口選手の持つ17をクローズへ。 既に2マークされていた17に、シングル1本入れればいいだけ。 2本をブルに入れて江口選手の点数をオーバーし、3本目を17シングル目掛けてスロー。 あっ、外した! 思わず声出ましたよね。 あのアニーが17シングルを3に外すなんて。 私はまだダーツを始めて間もない頃で、とりあえずこの burn. 2008 を勧められました。 とりあえず見ておけと言われて見たDVDで、アニーの圧倒的な強さと、まさかのミス。 あのたった1本をミスしたせいで、アニーは江口選手に負けました。 記憶が間違っていたらすみません、まだ見返してないもので。 でもあの17シングルはダーツの難しさ、怖さを今でも教えてくれます。 あのアニーですら緊張状態でシングルを外すんだということ。 あ、インブルって狙えば入るんだ、というのを素で感じられたアニーなのに。 ダーツの酸いも甘いも、アニーに教えてもらったような気がします。 アニーがいなくなってしまった。 スーパースターがいなくなってしまった。 未だに信じられなくて、心の整理もできていません。 ...

これぞ世界最高峰のダーツ - PDC World Darts Championship 2017 final -

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こんばんは、@hrgr_Kta です。 めちゃくちゃ寒くて、まったくもって外に出る気になれません。 昨年末から今年の頭にかけて、PDCの最大級トーナメントが開催されていました。 William Hill World Darts Championship ですね。 毎年末はこれで盛り上がりたいと思っていますが、なかなか見れずに終わる年が続いておりまして、今年もほとんど見逃しております。 情報は少しずつ入手しており、決勝のカードが面白そうだったので決勝だけ見ました。 決勝の対戦カードは Michael van Gerwen 選手(Mike)と Gary Anderson 選手(Gary)の戦いです。 今年の Order of Merit をぶっちぎりの1位で進んでいる Mike と、Phil Taylor 選手以来の3連覇がかかる Gary の一騎打ちを見ない手はありません。 というわけで動画はこちら。 結果は、Gary の3連覇を阻止して Mike が優勝しました。 スタッツは以下のとおりです。 (これまで PDC.tv に載っていたスタッツ表が別サイトに飛ばされるようになったのですが、さっぱり見方がわからないので誰か教えてください…) Michael van Gerwen V Gary Anderson 7 Score 3 107.79 Average 104.93 20 180s 22 125 High Checkout 81 (27/61) 44.26% Checkout % (17/45) 37.78% その他のスタッツは こちら に記載がありましたので、かぶりますが抜き出してみます。 Three-dart averages Van Gerwen: 107.79 Anderson: 104.93 100+ thrown Van Gerwen: 57 Anderson:  47 140+ thrown Van Gerwen: 30 Anderson: 32 180+ thrown Van Gerwen: 20 Anderson: 22  Highest checkout Van Gerwen: 125 Anderson:  81 100+ ...

2016年の振り返りと2017年の目標

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こんばんは、@hrgr_Kta です。 気がつけば2016年も終わってしまいました、謹賀新年。 毎年恒例と言いますか一般的と言いますか、昨年一年を振り返ってみようかと思います。 とりあえず昨年の頭は何を言っていたか、ですね。 もうここに書くのも怖いですが、仕方ありません。 グリップを変える トーナメントで優勝する ライブレーティングを13に ホームショップを作る …なんということでしょう。 【振り返り】1. グリップを変える 1月から3月までの3ヶ月間、2フィンガーに挑戦しました。 これまでに何度か書いてますので結果だけ。 大失敗でした。 もうね、早く気付けよと。 レーティングが8くらいまで下がってしまうのなら間違ってるよと。 当時の自分に教えてやりたいですね。 それでも、とはいえそれでも、収穫はありました。 それは、親指と人差し指の2本の指で投げるという感覚の修得です。 これは怪我の功名でした。 実際、グリップを元に戻してからの3ヶ月は、これまでで一番よい時期でもありました。 グリップは以前と変わりません。 ただし、現在は中指が悪さをしないような意識を持つようにしています。 時々2フィンガーで練習することもあります、親指と人差し指の感覚を取り戻すために。 【振り返り】 2. トーナメントで優勝する これも結論から言えば、優勝することはできませんでした。 ただ、ハウストーナメントで予選を抜けることが当たり前になっていました。 調子のいい時期は自分の中で最高のスタッツや戦績を収めることもできました。 年内最後のオートハンデシングルスでも4位までは行けました。 今年は1月から3月、7月から10月が大スランプの時期でした。 その状況でも何とかハウストーナメントで勝とうとし続けられたのはよかったです。 悪いなりに成長を感じられたのがよかったのかなと思います。 【振り返り】 3. ライブレーティングを13に 13は届かなかったですが、苦節7年でようやく12の壁を超えることができました。 この年齢になってもきちんと成長していると実感できるのはとても嬉しいことです。 7月にスランプに入ってからはまた落ちてしまいまし...