伊良部劇場の開演とあっけない幕切れ -PERFECT 2014 第4戦 仙台-

こんばんは、@hrgr_Ktaです。
ゴールデンウイーク後の仕事はいつも以上にしんどくて湯気が出ます。

一昨日はPERFECTの第5戦がありました。
しかし残念ながら私は外出続きで見ることができませんでした。
仕方がないので前回のPERFECTを振り返ることにします。

前回大会は大城雄太選手が今期初優勝しました。
しかしながら、一番注目されていたのは伊良部昌貢選手だったのではないでしょうか。
とにかく強かった、その一言です。
何で優勝できなかったのか不思議なくらいです。

圧巻だったのは谷内選手との試合でした。
501-Cri-Criをストレートに3連取して買っていますが、驚くべきはその内容です。
501は10ダーツ、2戦目のクリケットは4ラウンド、3戦目は5ラウンド終了。
すべてレーティング30という数字を並べてしまいました。

これはもう谷内選手が弱いとか調子が悪かったとかそういうレベルではありません。
あの圧倒的な強さに抗うこと自体が無理だということです。
谷内選手もそれは苦笑いすると思います。

樋口選手とベスト4で当たった際も、ほとんど寄せ付けない強さだったと思います。
4レグ目の01で樋口選手のアウトボードがすごくもったいなかったです。
あそこで買っていたら、少し風向きが変わっていたかもしれません。

と言うか180をこの日何回出していたんでしょう。
01スタッツもこの日はトップに立っていました。
37.29は普通に出るスタッツではないですよね。

伊良部選手のフォームはとても柔らかいと思います。
力みがないのでひょうひょうとした感じに見えますね。
体重移動がきちんとできているので、どこにも負担がかかっていないように思えます。
少し肘が中に入ってしまうのが気になりますが、数字を見れば問題ないのでしょう。

あとはメンタル面でしょうか。
楽しそうに投げているというか、もう自分の世界に入り込んでしまっていましたね。
伊良部選手は完全に自分の作り出した舞台で踊っていた感じです。

とここまで書いていると優勝したかのように見えますが、決勝はあっけないものでした。
まさかのストレート負け。1レグも取れず。
何が起きたの伊良部選手?どうしてはっと目が冷めてしまったの伊良部選手?

決勝の舞台はおろか、昨年は一度優勝もしている選手。
経験値としては申し分ないのに、なぜかここに来てはっと我に返ってしまった感じです。
大城選手はもちろん強かったのですが、伊良部選手が自滅したように思えてなりません。

大城選手ですが、腕の振りが強いですね。
もう少し柔らかかったり、下半身が少し動きやすい感じだといいのかなと思いました。
とはいえ安定感抜群でブレないフォームはさすがだなあと思います。
優勝選手にこんなことを書いて大変失礼なのはわかっております。

この日の伊良部選手は、間違いなく必見だと思います。
ただし、決勝を除いて。

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