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前傾姿勢をやめて背すじを伸ばそう

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こんばんは、@hrgr_Kta です。 ようやくイップスを克服して再びRt.11くらいまで戻ってまいりました。 今年は1月から3月までグリップ変更による冬の時代が訪れました。 絶好調だったのは4月から6月くらいまで。 7月から10月まではまさに氷河期とも言える絶不調の時代という大波乱でした。 グリップイップスの克服は、これまでの知識の総動員です。 授けられた理論をもう一度思い返し、いくつかのアプローチをしました。 イップスというのは複合的なものなので、そのための複数のアプローチです。 ちなみにイップスはメンタルからくるものとは一切思っていません。 リズムみたいな単純なもので治せるものでもありません。 とりあえず手前の意識から リズムに頼るあまり、セットアップの位置を自分が思っていた以上に前にしていました。 前腕が体から離れてしまっていたため、伸ばすということを過剰にしていたと思います。 これを改めるためにリズムをまず取りやめて、手前の意識を高めました。 自然とトップの意識も高まり、弾かれていたダーツが段々刺さるようにもなりました。 軽く握る、ということも加味して屈曲をきちんとするように考えていました。 とにかく曲げる動作を重視していたと思います。 腕がスムーズに出るには 次に考えたのは、腕がスムーズに出ることです。 どうして窮屈な投げ方をしているのだろう、ということを試合中にふと思ったのです。 これをきっかけに、まずはどのように腕を出すかを模索しました。 立ち位置、セットアップ時のダーツの位置、腕の振り方。 形ありきで考えると本末転倒なので、まずは腕がどう出たいのかを見てみました。 ここで大事なのは「腕を出す」のではなく「腕が出る」という意識かと思います。 「腕を出す」を考え始めると「伸ばす」ことが過剰になりそうなので怖いです。 自然に腕が出る、というのは自分の体にとってどういうことなのだろう、と思いました。 これによって肘の高さを意識するようになったのですが、ここでまた疑問が。 腕ってどうやって支えてるの? スムーズに腕が出るためにも、腕を支え続ける事が必要です。 どこかの筋肉が疲れることによって腕が支えきれなくなって、腕がきちんと出なくなる。 このような現象が起こる原因を模索するため...

SOLIDshotはダーツにも使えるんじゃないか

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こんばんは、@hrgr_Kta です。 巷で話題のハンバーガーを食べたらマクドナルド並の味しかなくてしょんぼりです。 随分前に見かけたのにうっかり忘れていたネタを。 私が見つけてから1ヶ月以上経つのに誰もネタにしないので意外でした。 この業界が単にガジェット系に疎いのか、私の見立てが甘いだけなのか。 ある日、いつものようにいろんな記事を読み漁っていたらこんなものがありました。 NBA選手のフリースロー精度をUPするために「ハイテクアームスリーブ」が使われている。 なになにハイテクアームスリーブですって? と思いながら読み進めていたら、これは完全にダーツに応用できる代物じゃないかと。 これはダーツ業界に一石を投じるものじゃないかと、一人ワクワクしていたのです。 とりあえずこちらの動画でもご覧ください。 このSOLIDshotはアームスリーブにセンサーが搭載されています。 このセンサーがフリースロー時の腕の動きを0.01秒ごとにトラッキングするんですね。 トラッキングしたデータはアプリで管理され、フリースローの状態を観察できます。 理論や実践はできても検証がなかなか難しいところ、これは救世主的な存在です。 ダーツを投げる動きとバスケットボールのフリースローの動きは似ています。 SOLIDshotはダーツにも応用できるのではないかと思うのです。 ただ、残念なことにこのSOLIDshotの価格なのですが、 期間限定で7月13日〜8月11日までの間、249ドルで発売されていたが、同社によれば一般発売開始はそう遠くない。販売予定価格は449ドル(約45,000円)になる予定。 ということでそれなりのお値段でございます。 しかも日本で扱っているところはないのではないかと。 期間限定のうちに249ドルで買いたかったなあ、と悶絶しておりました。 悩ましいですが、輸入しなくても相応の値段で買えるようになるといいですね。 どうでしょう、このようなガジェットは。 ダーツだってスポーツですから、スキルを高めていくには環境を整える必要があります。 地力でカメラ数台用意したり動画編集したりするのは大変でしょう。 コーチをつけるにしてもそのような人を見つけるのも雇うのも難しいで...

ロジックからは逃れられない

こんばんは、@hrgr_Kta です。 髪型を変えたのに誰も気づいてくれませんが、伸ばしているとそんなもんですかね。 先日美容院に行きました。 それまでお世話になっていた美容師さんが突然いなくなってしまったという。 他のお店を探すのも何ですし、そのお店の店長さんを指名してみました。 店長さんは私の考えてること、悩んでること一つ一つに丁寧に答えを出してくれました。 「僕ロジックで行きたいんです、説明長くてすみませんね」 そう言っていた店長から発せられる言葉は、どれも納得の行くものでした。 つくづく私はこういう人と縁があるのだなと、ふと笑ってしまったりしたものです。 美容師ですらロジックで攻める、というか攻めることができます。 ダーツのようなスポーツならば当然、理詰めで突き詰めることができるはずです。 私たちはそういうところから、目を背けてはいけないのだと思います。 今月発売された NDL を読みました。 イップス論に関する五十嵐さんの記事が読みたいだけで、他は特に目を通していません。 もうこのブログをお読みの方はご存知の通り、私は五十嵐理論を信じている者です。 ただただ結果が出ないことが申し訳ないので、あまり公言はしないようにしていたり。 でも今月のNDLは、本当に買うべきだと思います。 あの2ページだけで、十分にお金を払う価値があると思っています。 私がこれまで聞いてきた理論は、解剖学や基礎運動学がベースになっています。 ただ、それらがどうしても線で結びつかない感覚があったように思います。 それがこのNDLを読んで、ようやくすべての点が線で結ばれたように思いました。 これまでの絶好調は明らかに伸ばすことに頼ったものだったな、と。 絶好調から突如絶不調になったのはコントロールできない部分を頼ったからだな、と。 人間にはコントロールできる部分とできない部分が存在するんだな、と。 持続可能性の高いフォームはコントロールできる部分をいかに支配するかだな、と。 そのためのフォームをいかに作るかが大事だな、と。 長い時間をかけてこれらがようやく腹落ちした、と言い換えてもいいかもしれません。 今現在、解剖学や基礎運動学を覆すような論理は存在しないのではないでしょうか。 ですので、これらの学問をベースにしたダーツ理論...

グリップイップスはめんどくさい

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こんばんは、@hrgr_Kta です。 仕事が火を吹いています、休んでいる場合ではありません。 と言いながらもかろうじてダーツを少し投げられています。 が、残念ながら7月くらいから下降線をたどり、スランプが3ヶ月継続中です。 毎年何をやってるんだか自分でもわからなくなってまいりました。 同じことをやっているつもりが、実は徐々に違うものを足しているのかもしれません。 その結果できあがったものが間違っていて、調子は下降線をたどるのでしょう。 ダーツは足し算よりも引き算なのだろうなと、こういう時思います。 今のスランプの原因はグリップイップスです。 昔からよくあるのですが、端的に言えば握れない、力が乗らない、ダーツが飛ばない。 ここ最近はまともにダーツが刺さらない時が多いです。 とはいえ3ヶ月前は絶頂期、シンプルな動作さえ守っていれば入るという感じでした。 それと同じことを繰り返していたはずなのに、気がつけばこんな状態です。 分析するにも同じことをしているだけではないのかという思いが強かったです。 それでも分析 一人で分析するのはなかなか難しい状態でした。 こういうときはやはり一緒に投げてくれる人に聞くのが一番です。 聞きながらの自分でも良し悪しの試行錯誤を繰り返しました。 ①2本指だと入る 恐ろしいことに今年の頭にやっていた2本指グリップを試すとよく刺さるのです。 そうなると、これはもう中指が悪さをしているのではないかとしか思えません。 とはいえ2フィンガーだろうが4フィンガーだろうが、中指は悪さをするときはします。 ②テイクバックした途端にグリップ力が弱まる これは現象として起こるものなのでありのままを受け止めるしかありません。 これに付随して感じられるのが、前腕の負荷が極端になくなったということです。 前腕を使いすぎないのは大事ですが、使わなさすぎるのもよろしくないですね。 ③セットアップを少し内側に倒すと握れる フィル・テイラーもポール・リムも、少し内側に腕が入っていると思います。 巷ではよく利き目に倒すからだと言われますが、私はそれは理由にならないと考えます。 それでも内側に倒すのはなぜだろう、とモヤモヤ考えていた時期がありました。 ある日、自分が顔の外ではなく顔...

小野恵太選手が決めた144 - THE WORLD 2016 PREMIUM STAGE JAPAN -

こんばんは、 @hrgr_Kta です。 もうすぐ夏も終わりですが、宿題はもう終えましたか? 私は宿題をやり残してる感じで、この夏が終わりそうです。 この1ヶ月でグリップイップスから一気に調子が急降下し、底辺をさまよってました。 何とかイップスを抜け出すきっかけを見つけて、今は回復傾向ですが、どうでしょう。 そんな暗い気持ちを吹き飛ばしてくれるような試合が、先日行われました。 久々に観戦記のようなものを書いてみます。 お約束のようにかいつまんでみるだけですが。 THE WORLDが久々に東京で開催されました。 このラウンドはなんと完全にオープントーナメント。 JAPANの選手だけでなくPERFECTの選手まで出場がOKになりました。 JAPANが、PERFECTが、という話も出ていましたが、ここはTHE WORLD。 日本選手以上に力を持つ外国人選手が入り乱れる群雄割拠の場です。 プロリーグのプライド以前に、世界の中の日本という形でその力を試されます。 知野真澄選手はBoris Krcmar選手に手も足も出ず、ストレート負けしました。 ダーツがことごとく刺さらなかったので、知野選手の調子は下向きだったのでしょう。 おそらく力が乗っていなかったのだろうなと推察していました。 Paul Lim選手を倒したLeonard Gates選手は非常に調子が良く見えました。 外さないというよりはしっかり投げられているという印象が強かったです。 柔らかいフォームでかなり直線的な起動を描いており、失投が少なく感じられます。 そんなLeonard Gates選手もBoris Krcmar選手に敗れました。 どんだけ強いのBoris、インブル入りすぎ。 これまでの大会と同様に、その重戦車っぷりを見せつけられた感じです。 反対の山では日本人同士が争う形になっていました。 特に前半はPERFECTの選手の潰し合いという様相です。 小野恵太選手は山本信博選手に勝ち、さらに浅田斉吾選手にも勝って進みました。 その次の星野光正選手との師弟対決が見たかったのに残念ながら中継なし。 ダーツファンとしてはこういう試合を見せてほしいと思ったりするのですが…。 星野選手に勝った小野選手は、その勢いのまま仁木匠選手にも勝って決勝へ。 ...

ダーツから指を逃がしてあげるための尺屈

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こんばんは、 @hrgr_Kta です。 うっかりしていたら7月が終わりそうでした。 Tokyo Darts Masters の感想でも書きたいのですが、実は全部見れてません。 何にしても時間がないので、なかなか書くことがまとまらないものですね。 それでも思ったことはつらつら書いていきたいと思っています。 今の状態はまずまずといったところで、少し調子を落としつつもまた上がっています。 好調時に特に考えていたのは、指の出方や手の出方です。 私が考えたというより、お師匠さまに言われて着目したらそうだったというだけですが。 リリースにおける指の動きによって、その人のスキルの高さがぼんやり見えたりします。 指が見えない時でも手首の動きで、大体わかるのかもしれません。 というのも、うまい人は大体手首が尺屈しているのです。 最近PERFECTのレベルが高いとよく思うのですが、尺屈している人が多いです。 特にトップレベルの選手を見ていると結構な割合でしていると思います。 浅田選手、山田選手、知野選手、みんな尺屈してます。 特に人差し指の動きに特徴があると思います。 払う動作とともに、人差し指が外を向くような形です。 これはフィル・テイラー選手にも見られる動きです。 PDCの動画は指先があまり見えないのでこっちにしてみました。 (フィル・テイラーの人差し指も自分で気づいたことではないのですが) そこから広げていくと、みんな人差し指が外に払われてるなと気付きました。 なぜ上級者は尺屈をするのか考えると、ダーツをうまくリリースするためだといえます。 トップで力の伝わったダーツがそのまま飛んで行くためには、リリースが重要です。 遅いリリースはもちろん、リリースの仕方そのものもダーツの飛行に悪影響が出ます。 自分でやってみて得た感覚は「いかにダーツを指から逃がしてあげるか」です。 指でがんじがらめになったダーツは失速したりあらぬ方向へ飛んでったりします。 綺麗にリリースするというのはすなわち綺麗に指から逃がすことだと思うのです。 昔はよくリリースは掌屈(手のひらの向きに手首を曲げる)がよいとされていました。 おそらく今でも掌屈が正しい、掌屈が美しい、という考え方は出回っていると思います。 しかし...

5年間乗り越えられなかった壁をようやく乗り越えた

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こんばんは、 @hrgr_Kta です。 今日は給料日なので子どもたちにお寿司たらふく食べさせたいと思います、回る方で。 今日は完全に私事な話で終止すると思います、お目汚し失礼。 私はダーツを始めたのがおそらく2009年くらいだったと思います。 なので今はダーツ歴7年目とかそんなところでしょうか。 ダーツをいつ始めたのか具体的に思い出せないのですが、始まりなんてそんなもの。 Aフラと呼ばれるダーツライブのレーティング10になったのは、そこから2年近く後。 真面目に取り組むようになってから数えても1年以上はかかったと思います。 そんなわけで才能はさほどないといえますね。 それでも10をキープし続けることはできました。 さらに1年後、気がつけば11に上がってたように思います。 ざっと計算しても2011年くらいだったかなと。 その後は10と11の間を行ったり来たり。 どうしても調子の良さを保てず、なぜか急降下して9に落ちたりすることもしばしば。 12という数字がいつも届かないという、忸怩たる思いをし続けました。 気がつけばそんな状況を5年近くも続けていました。 そしてようやく先日、レーティング12の壁を乗り越えました。 ここ最近は好調で、投げることに対し迷いがありませんでした。 自分のやってることは間違ってない、ということは良い集中にもつながります。 技術もメンタルも上がり、体調も良好と、まさに心技体が揃った日々が続きます。 この勢いならいけると思いましたが、一気に0.5上げて突破しました。 01のスタッツを上げ続けることができたので、それが嬉しいです。 クリケだけでなんちゃってな感じにならず、きちんと地力の向上を実感できます。 2011年くらいから5年経ってたんですね。 計算がきちんとできなくて周囲には4年もかかったと言ってしまいました。 実はもっと長かったんですね、そりゃあ自分でも長かったとつくづく思うわけです。 どうして12という数字が壁だったのかわかりません。 ただどうしても登れなかった、何度も跳ね返されていた壁です。 5年努力を続けて、自分の記録を更新することができました。 地道な努力は嘘をつかないと思います。 練習は適当にやってると嘘をつくとダルビッシュ投手が言ってたりし...

左回転は掛けるものではなく掛かるもの

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こんばんは、 @hrgr_Kta です。 もろもろ大変ではありますが、なんとかやっております。 ダーツを投げる機会がなかなか確保できませんが、それでも調子は上がっております。 あれこれ試行錯誤しすぎて何から書いていいのかわからなくなってしまいました。 最近はダーツ業界についても書きたいと思っておりますが、とりあえず投げる方を。 上手い人は左回転をかける? よく回転をかけようとする人がいますね。 PDCのプレイヤーなんて見ていると、大体の人はテイクバックから左回転がかかります。 うまくなるには回転がかからないとダメなんだ、なんて言われたことありませんか。 とりあえず私は、投げれば投げるほど右回転しかかからないタイプでした。 回転というものを重視していなかったとはいえ、右回転を快くは思っていません。 ならば無理やり左回転をかけてみてはどうだろう、と考えました。 ここからが地獄の始まりでした 回転を意図的にかけようとすると、それは指先をかなり細かく使うことになります。 ただでさえ指先が悪さをするとイップスが発症するのに、回転をかけるなんて論外です。 前腕はパンパン、ただでさえ2フィンガー時代だったので余計投げられなくなりました。 親指と人差し指を左回転させることで、ダーツを回転させようとしました。 これは完全に失敗に終わりました、危うくイップスを悪化させるところでした。 しかも左回転はほぼかからず、指をこねたところで右回転する始末です。 これはいけない、回転なんてさせても仕方ない、と思い直して諦めました。 そもそも回転が重要なのではない、きちんと投げられる方が大事だ、と思ったのです。 それからは回転そのものに拘泥せず、淡々と投げる日々を続けました。 気がついたら左回転がかかってた ある日から、自分でも気持ち悪いくらい左回転がかかるようになってしまいました。 最初は右回転がかかっていても、そのうち左回転になるのです。 何だこれはと気味悪がっていましたが、冷静に考えるとあることがわかってきました。 リリースが早いから左回転がかかる 調子のいい時期に左回転がかかるようになっていたのです。 調子のいい時期は体への負荷が軽減され、腕のだるさなどもなくなります。 体への負荷が軽減されているとな...

2フィンガーで得られたことを再考する

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こんばんは、@hrgr_Kta です。 あっさりと自己最高記録に到達しましたが、諸事情によりしばらく投げられません。 そんな感じでレーティングが戻った今、今年初めからの3ヶ月を振り返ることがあります。 2フィンガーにトライした3ヶ月は黒歴史だったのでしょうか。 寄り道しなければ、実はもっと上に行っていたのでしょうか。 私は今はそうは思いません。 親指と人差し指で投げる意識の習得 いかにこれまでの自分が中指やら薬指やらに頼っていたかがよくわかりました。 4フィンガーだから当たり前かといえば、そうではないのです。 4フィンガーにおいて中指と薬指は照準を合わせるための道具でしかありません。 解剖学的に考えれば、親指と人差し指だけで投げることは重要です。 屈曲と伸展をコントロールするには橈骨神経を最初から利かせてはいけないからです。 中指と薬指は添えるだけという感じになります。 2フィンガーの失敗は安定性の欠如です。 それでも、2本の指でいかに力を伝えるかということに腐心した3ヶ月。 その成果は今4フィンガーの状態で確実に実っています。 「中指が利いてしまう」ということの知覚 4フィンガーで投げていても腕橈骨筋が痛くなることがほぼなくなりました。 それでも油断すると前腕を使いすぎて、痛くなることはあります。 その際に気がつくのは、中指の状態が異常になっているということです。 まだうまく言葉にすることができないのですが、どうやら人差し指で力を加えるはずが、 隣の中指を使っていることがあるようです。 人差し指と中指が寄り添う状態だと、自然に中指が人差し指を押してしまうのでしょう。 そうなると、中指はうまく曲がったり伸びたりしてくれなくなります。 むしろ、手を全体で曲げたり伸ばしたりしているつもりが、中指優位の状態になります。 この辺りもうまくいえないですが、すべてが中指に引っ張られる感覚になります。 この状態から脱するためには、一度リセットをする必要があります。 いかに親指と人差し指で投げるかに集中すると、だんだん中指の主張はなくなります。 それでも完全に収まるわけではないので、しばらくは安静が必要になるかもしれません。 左右の力をバランスさせる意識の習得 親指と人差し指で投げるという...

4フィンガーに戻しました

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こんばんは、 @hrgr_Kta です。 熊本地震のために募金するか物資を届けるか、どちらにすべきか悩んでおります。 世の中にはいろんなことがありますが、自分は今も普通にダーツを投げております。 消費活動してきちんと経済を回すことも大事です。 復興が進んだのに経済が落ち込んでいては元も子もないですからね。 というわけで私はといえば、とうとう 2フィンガー をやめてしまいました。 3ヶ月やってきましたが、一向に結果は出ません。 これ以上は無意味だと考えて、4フィンガーに戻しました。 検証期間について 3ヶ月は少し長すぎたかもしれず、1ヶ月で良さそうです。 正しい技術であればすぐに結果が出るはず、とはお師匠さまのお言葉です。 アジャストさせるのに時間が必要だとしても、数週間程度かなと。 2フィンガーで得られたこと では2フィンガーは失敗だったかというと、そうでもありません。 2フィンガー(または中指を使用する3フィンガー)を会得している人はたくさんいます。 私がたまたま2フィンガーにアジャストできなかった、結果が出せなかっただけです。 2フィンガーで得られたことは「親指と人差し指で投げる意識の習得」です。 これまでずっと4フィンガーで中指や薬指が支点になることがありました。 そのせいで神経障害が起こり筋肉がうまく動かずイップスになっていました。 今は2フィンガーでもそれなりに投げることができます。 親指と人差し指を支点に、中指と薬指は安定性をもたらすために使用します。 とりあえず今は4フィンガーでも2フィンガーの意識を持つように気をつけています。 考えたり学んだりして得られたこと ダーツをいかに人差し指から逃がしてあげるか、が今の課題です。 親指と人差し指が支点にということと同じくらい考えています。 これはまた別のエントリーであれこれ書けたらいいかなと。 それにしても今までどう頑張っても右回転しかかからなかった私のダーツ。 気が付くと自然に左回転しながら出て行くことがあります。 これも人差し指から逃がしてあげるという意識を突き詰めた結果得られたものです。 だからといって回転することがいいわけでもないように思います。 結果として左回転するのであって、その...

絶不調

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こんばんは、 @hrgr_Kta です。 しばらくご無沙汰しておりましたが、なんとか生きております。 ここ最近エントリーが少ない理由は、書くことがなくなったのではありません。 書くモチベーションが極端に低くなってしまったからです。 そこには普段のダーツの調子がものすごく悪いから、という原因があります。 今年に入ってからグリップを2フィンガーにしました。 これをやってレーティングが9まで落ちました。 なんとか這い上がろうとしたものの、むしろイップスが再発し、気がつけば8です。 数字ばかりを追いかけるのは間違っていますが、数字を参考にするのはいいことです。 ここ最近全くもって10に上がれない以上、自分の調子はかなり悪いといえます。 悪いことは比較的忘れる私も、さすがにここ最近投げることが苦行になってきました。 苦行は嫌いではないのですが、ストレスは過度にかかります。 自分の技術論が試されているわけですが、どうにも上手く行かないことばかりです。 そういう自分の言葉を書いたところで、何か伝わるだろうかというのがありました。 書かなかったというのと書けなかったというのと、両方あります。 ネタはそれなりにあるのですが、精神的にしんどくて書けなくなったのが大きいです。 でもまあ、こういうしんどさも書いてしまえばいいのかなと思いました。 ちょこちょこまた書いていきたいと思います。 とりあえず2フィンガーは必ずしもいいものではないというのは断言できます。 2フィンガーにしたところで中指利いちゃうし、意識の仕方って大事なようですよ。 やっぱりホームショップ作ってこの気持ちを吐露できる人がほしいですね。 いろいろ環境を考えないといけないのですが、いろいろやっていきます。 というわけで改めて、本年もよろしくお願いいたします。

ダーツが投げられる喜びを

こんばんは、 @hrgr_Kta です。 気がつけばレーティングも8にまで落ちました。 それでも、投げられる喜びを感じずにはいられません。 悔しいことも悲しいこともあります、憤ることだってあります。 ダーツに喜怒哀楽があったって仕方ありません。 むしろあって当たり前です、みなそれぞろ思い思いに投げているのですから。 それでも、今日くらいは、投げることの喜びを特に感じてみませんか。 僕らは生きていて、五体満足な人も多くて、ある程度豊かで、ダーツを投げられている。 当たり前の毎日が、実は当たり前ではないと改めて感じたのが、5年前でした。 ダーツは楽しいですね、今夜くらいは思い切りたくさん楽しんでください。 周りの人にも少しだけ気を遣いましょうね。 みんなで投げられる喜びを分かちあえたなら、それはとても幸せなことです。 それでは、よい週末を。

2フィンガー考察

こんばんは、 @hrgr_Kta です。 気がつけば今年も1ヶ月経ってしまって震えが止まりません。 今年から何を思ったのかグリップを変えました。 これまでは薬指のみティップの下に添える4フィンガー。 これを一気に親指と人差し指のみの2フィンガーにしたのです。 元のグリップはちょうど 谷内太郎選手のグリップ に似ています。 これを フィル・テイラー選手のグリップ に変えたような感じです。 非常に大げさですが、雰囲気はそんなところです。 グリップのメジャーチェンジは勇気がいりました。 うまく行くかどうかはともかく、これまで積み上げた経験値がリセットされるからです。 マイナーチェンジ だけでも結構大変だったというのもありました。 どうしてグリップを変更したかったのか 中指をダーツの上、薬指をダーツの下に置いているのが嫌だったのです。 リリースの際、どうしても中指と薬指は別々の動きをしてしまいます。 しかし、中指と薬指は総指伸筋で動くので、そもそもおかしな話です。 であればすべきは2つ、中指と薬指をダーツの上にのせるか、ダーツの下に置くかです。 おそらくどちらでもいいと思います、中指と薬指をペアにすれば。 ただ、より親指と人差し指で投げる感覚を得たかったので、2フィンガーにしました。 勝算 技術面ではまだまだ向上の余地があります。 ただ、どのように投げるべきか、というのは頭の中でなんとなく揃っています。 さすがにもう何年も、同じことを考えながらやってきたからでしょう。 特にトップを作ることについてはそこまで意識しなくてもできていると思います。 これは無意識下でできているという、鍛錬の賜物でしょうか。 もちろん時々できていなかったりするのですが、まあそこはご愛嬌。 軸を作るという感覚も、だんだん備わってきている気がします。 はっきりと理解しているかはまだわからないですが、何となくこうかなというのは少し。 このあたりの基礎ができていれば、グリップ変更も乗り越えられると思いました。 結局は大本のロジックさえ正しければ、投げられないことはないと考えます。 勝算は、そういう意味ではありました。 あとは辛抱強く投げ続けられるかです。 経過はといえば とりあえ...

さようならFit、こんにちはL

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こんばんは、 @hrgr_Kta です。 そろそろ腰を落ち着けたいものですがなかなかそうも行かないものですね。 これまで、シャフトやフライトはFitにしていました。 以前も L-styleよりFitが好き 、と公言していたくらいです。 しかし、残念ながらといいますか何といいますか、このたび宗旨替えをしました。 だって変なところで折れるんだもん シャフトの根本で折れるならいいんです。 それは耐久性の問題などもろもろありますが、まあ仕方ありません。 しかしFitはフライトを支える部分が折れるのです。 FitはGearになる前の無印Fitシャフトの頃は強かったと思います。 これがGearになった途端強度が下がったように感じます(個人の感想です)。 一時期は旧Fitシャフトを買いあさっていました。 だってフライトもダメになるんだもん Fitの致命的弱点はこれです。 フライト部分で折れた瞬間、詰んだと思ってください。 フライトの中にシャフトの折れた部分がそのまま残ります。 これが抜けないのです、取り除けないのです。 そのため、シャフトはおろかフライトもダメになります。 これまで10個以上のフライトをこれでダメにしてきました。 私が今回宗旨替えをした大きな理由は、これに耐えられなくなったからです。 コストパフォーマンスが悪すぎます。残念です。 だってカーボンなのに1ヶ月足らずで2本も折れるんだもん 一応これは試さねば、と思って昨年末に購入したのがカーボンシャフトです。 こいつなら大丈夫、きっと耐えに耐えてくれる、だってカーボンだもん。 そんな期待は儚く散ったのです。 私のシャフトは1月の半ばまでに2本折れました。 なにこれ、なんなのこれ。 1ヶ月足らずで2本も折れるって本当にカーボンなの。 確かにグリップ変更して少し弾かれるようになったけどそこまでじゃなかったよ。 これがとどめを刺してくれました、決断するには十分すぎます。 はじめてのLシャフト 前々から目をつけていたのは、 小野恵太選手考案の295mm です。 これがFitのインビトLと似た長さなので、移行するのには支障はないと考えました。 ロックですが、Lのスピンタイプはカタカタするのが好きではなく仕方なしです。 ...

エスダーツで自分のオリジナルバレルが作れるんだって!

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こんばんは、 @hrgr_Kta です。 ブログの更新頻度を上げるはずが、いきなりつまずきかけております。 自分のグリップネタを投下しようと思っていたのですが、それよりおもしろいネタが。 なんとエスダーツさんで「バレルオーダーメイドサービス」を始めたようです 自分好みのバレルを作れてしまうなんてすごいですね! バレルオーダーメイドサービス - エスダーツ 毎回こんなネタを投下していると「エスダーツの回し者じゃないか」と思われそうです。 エスダーツをよく使っているだけで、特に何もなく、勝手に書いているだけです。 まあしかしおもしろいサービスですよね、うっかり利用したくなります。 (エスダーツのホームページより) これだけだとなかなかわからないですが、そのカスタムっぷりがこちらです。 ・全長 49.0㎜以下で、小数点第1位までご指定いただけます。 ・最大径 5.8~7.9㎜の範囲で小数点第1位までご指定いただけます。 ・重量 小数点第1位までご指定いただけます。 ※デザインによってはご希望にお応え出来ない場合がございます。 ・重心 フロント、センター、リアよりご指定ください。 ※デザインによってはご希望にお応え出来ない場合がございます。 ・ネジ規格 ティップ、シャフトともに2BAのみとなります。 ・材質 タングステン90%のみとさせていただきます。 ・刻印(無料オプション) アルファベット10文字以下(ハイフン、ピリオド可)で、カットのない場所に1箇所まで刻印を入れることが可能です。 ・刻印カラー 上記の刻印オプションをご希望の場合、刻印のカラーをブラック、シルバーの2色からお選びいただけます。 カットも「シャーク」「ウイング」「V」「縦」「マイクロ」から選べます。 何という自由度の高さ! タングステン90%だし、刻印なんかできちゃうし、いろいろ満足度高そうです。 専用の申込用紙で図面を起こして、これを送付すればいいらしいです。 図面修正も1回までは無料なので、それなりに考えて作るなら無駄なコストはなさそう。 しかもお値段、1セットで18,000円ですって! 1月25日から2月25日までの期間限定のようですので、早めに動いたほうがいいかも。 うーん、この前バレルを新調し...

2016年の抱負

こんばんは、 @hrgr_Kta です。 本年もよろしくお願いいたします。 気がつけば2016年も明けてしまい、仕事も始まっております。 そんな中でも何とかかんとかダーツを投げていければいいなあと思う今日この頃です。 とりあえず一発目のエントリは、お約束の今年どうするかというネタです。 グリップを変える スクラップ・アンド・ビルドはもうやめる、なんて言ってたのにすみません。 以前 こんなこと を考えてグリップをマイナーチェンジしたことはあります。 しかしあくまで私のグリップはずっと中指が上、薬指が下の4フィンガーでした。 これを一気に2フィンガーに移行する、という荒療治をやってのけようかと思います。 実は今年に入ってから始めています。 そしてレーティングは既に2ほど下がっております……。 ただ、中指がいかに悪さしないようにするか、中指と薬指をいかに同じ動きにするか。 そのあたりを考えていくと、2フィンガーが理想的なので、何とか会得したいのです。 中指が若干下に添えられる3フィンガーになるかもしれませんが。 1ヶ月はレーティングを無視してひたすら投げることになります。 もう心が折れそうですが、まあでもロジカルにやっていきたいです。 来月どうなっているか、自分でも楽しみではあります。 トーナメントで優勝する 昨年の終わりは、ハウストーナメントで準優勝まで行きました。 もちろん大きな大会で優勝したいですが、その器ではまだありません。 どんなに小さいトーナメントでもいいので、優勝することを目標にします。 優勝が当たり前にできるようになると、見えてくる世界も違ってくるのではないかと。 ライブレーティングを13に もろもろ考えると、やはり技術力を高めないことには上に行けないのです。 そういう意味で数字が大事、だとは思っております。 というわけで一つの目安である13、AAを目指していこうと思います。 この辺はここ何年も目指していることですが、グリップチェンジしたらまっしぐらです。 スクラップ・アンド・ビルドはもうしたくありません。 グリップが固まったら、意地でもこの数字に到達できるようにするつもりです。 ホームショップを作る さすがにもう今のスタイルに限界を感じています。 漫喫、ネ...