Mighty Mikeは強かった - PDC World Darts Championship Final

こんばんは、@hrgr_Ktaです。
社会復帰早々、感染性胃腸炎で寝込んでおり、連日更新が途絶えてしまいました。

本調子でないながら、ちょっとずつ見ていた標題の動画について、
少し書いてみようかと思います。

PDCのWorld Darts Championshipの決勝はマイケル・ヴァン・ガーウェンと
ピーター・ライトの対決となりました。

私はハードダーツに明るくないのですが、ガーウェンは昨年もフィル・テイラーと
同じ舞台の決勝を争ったりするなど、ここ最近では一番強い選手なのだろう
ということで注目していました。
ピーター・ライトについてはすみません、全然存じ上げませんので勉強します。

Match StatsをPDCのサイトから引用します。
Peter Wright4-7Michael van Gerwen
59100+43
33140+27
2170+3
618016
95.71Average100.10
130High Finish124
5Breaks of Throw9
19/52 - 36.54%Finishing - %25/64 - 39.06%

結果としては、ガーウェンが7-4でライトを下し、見事初優勝となりました。
スタッツから明らか、というほど両者の力が離れていたとは思いません。
180の数は倍以上の差がありますが、100+や140+はライトの方が上なんですよね。

ただ、明らかに違ったのは、ガーウェンはほぼ1や5に外すことがありませんでした。
ほぼ間違いなく20、19、18、17(51を多用していた)に入れてます。
日本の上位選手でも結構20を外すことが多いことを考えると、これは驚異的でした。

一方でライトは比較的1や5に外すことが多かったです。
特に序盤と終盤で失速していた時は、集中力を欠いたのかかなり外していました。

前半は4セットガーウェンが連取していましたが、その間ライトは2レグのみ。
初めての決勝で緊張していたのでしょうか。かなり精彩を欠いていました。
ただ、そこからのギアチェンジがすごかったです。
中盤のライトの集中力と100や140の連続は見ものでした。
フィニッシュの際に観客を盛り上げる姿は見ていてとてもかっこよかったです。

ガーウェンは投げるペースが非常に速いです。
一方でライトは日本選手っぽい間の取り方をします。
ぶんぶん腕を振ってダーツの刺さる音が普通に聞こえてしまうガーウェンより、
セットアップから大事にするライトのほうが日本人受けするかもしれませんね。

この最高の舞台に、日本人が立つのはいつの事になるのでしょうか。
そう遠くないと言いたいところですが、この試合を見てしまうと、
あと5年は無理かなあと思ったりしてしまいました。何となく。

それにしてもPDCの観客はいいですね。
日本でもあんな盛り上がり方をすればいいのになあと、改めて思いました。
何で静かに見守っちゃうんでしょうね、日本人は。

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