江口選手の復活 - JAPAN 2013 STAGE14 熊本 -

こんにちは、@hrgr_Ktaです。
昨日から入院しております。ダーツを投げられるのは年明けでしょうか…。

12月1日にJAPAN 2013 STAGE14 熊本が開催されました。

激戦を制したのはかつてワンダーボーイと呼ばれた江口祐司選手でした。

結果を見てみると、江口選手は決勝トーナメントではフルレグの試合はありません。
すなわち全試合で必ず1レグ以上はブレイクして勝利しています。
さらに決勝では宇佐美選手にストレート勝ちという圧倒的強さを見せました。
ここ最近の江口選手のJAPAN、THE WORLDの好調さを考えれば、勝つべくして勝ったと言えるでしょう。

江口選手は腰痛に悩まされていると聞いたことがあります。
ここ数年なかなか結果が残せなかったこともあり、その喜びもひとしおなのではないでしょうか。
にわかファンの私も江口選手の復活に思わず画面の前で手を叩いてしまいました。

江口選手のフォームは大変綺麗であることで有名です。
ただ、個人的にはトップを作りきれずに投げている感じがしていました。
失投の多くはダーツに力が乗らずターゲットの下に刺さるものだったと記憶しています。
体もつんのめることがしばしば見られました。
クリケットの戦術についても、少し攻め過ぎるきらいがありました。
カット重視、オープン重視の攻め方も今のプッシュ重視の戦術に跳ね返されることが多くなりました。
(あるお店で江口選手が「今はみんなカットじゃなくてプッシュしに行くんだよね」と他のプロ選手に語っていたのをこっそり横で聞いたりした私です…)

しかし今回は戦術をオーソドックスにプッシュ主体で組み立ていたように思えました。
フォームもテイクバックが浅い気がしましたが、トップがしっかり作れて投げていたのでひどい失投はほとんどないように記憶しています。
決勝の解説でも安食賢一選手は「後ろから見ていてトリプルを外す気がしなかった」と言っていましたが、まさにその通りです。

最近発売されたPORTRAIT IN DARTSでは江口選手がフィーチャーされています。
あまり食指が動かなかったのですが、今回の優勝を機に機会があれば見てみたいと思います。

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